シアター同行鑑賞会

みんなで映画館に、公開中の映画を観に行く鑑賞会。
映写室で実況されるライブ音声ガイドをFMラジオのイヤホンで聴きながら、
視覚障がい者も一緒に鑑賞しています。

 企画〜告知

 シアター同行鑑賞会は、個人またはチームで企画されています。希望の作品が決まると、劇場へ許可をいただき、団体鑑賞会を申し込みます。 (鑑賞料は割引がきいて、お一人様 1000円の鑑賞会となります。)
 企画が成立したら、参加者の募集を開始します。鑑賞会には、会員・非会員を問わず、誰でもお申し込みができますので、メーリングリスト (CLC)や、イベントスケジュールのお申し込み方法に従って、参加をお申し込みください。視覚障がい者しか申し込んではいけないのでは?と思っている方がいらっしゃいま すが、それは大間違いです!私たちはむしろ、障がいの有無 に関わらず、みんなと一緒に映画を楽しむことを目的としています。

 当日の集合

 鑑賞会当日は、参加者の皆さんが、映画館の最寄り駅改札に集合して、一緒に移動します。目の見える方には、 駅まで1人でいらっしゃる視覚障がい者とペアになっていただいて、映画館までの道のりや、劇場内での歩行をサポートしていただきます。私たちはこ れを「誘導ボランティア」と呼んでいますが、イメージとしては「映画を楽しみにきた参加者の中に、目の見えない人も数人いるので、見える人は ちょっと手を貸して。」と、そんな気軽なイメージです。あまり“ボランティア!”と構えずに、あくまで映画鑑賞を楽しみにきてください。

 映写室から実況されるライブ音声ガイド

 映画館では、「音声ガイドボランティア」が、映写室からスクリーンの映像を見ながら、実況ライブで場面解説を行います。(※映画館には事 前に許可をいただいて、映写室に入れてもらっています。)  
※「音声ガイド」とは、セリフや場面転換の透き間に、映像の視覚的な情報を補うナレーションのことです。

 字幕版の外国映画の鑑賞会では、字幕スーパーを読みあげる「字幕朗読ボランティア」も活躍します。映写室が狭いので、主役を一人とその他 の 役をもう一人が担当したり、男性と女性で、複数の登場人物のセリフを読み分けるなどしています。
※ 配給会社から予め映像をお借りできる場合は、配役を割り振って収録することもあります。

 聴きたい人はFMラジオのイヤホンで

 音声ガイドや字幕朗読の音声は、FM送信機を使って、客席にFM電波で送信されます。チャンネルを合わせれば、FMラジオのイヤホンか ら、音声ガイドや字幕朗読を聴くことができるので、 一般のお客さまと一緒に、映画を鑑賞することができます。※FMラジオは当日無料で貸出します。

 私たちは目の見える方にも、映画の新たな見方を楽しむ感覚で、音声ガイドを聴いていただければ…と思っています。 音声ガイドボランティアの感性を通して、映画を観ることにはなるのですが、自分が気づかなかったことに、気づかされることもあり、これは、な かなかオモシロイ体験で、映画がひと味もふた味も面白くなります。

 お茶会や食事会

 映画を鑑賞した後は、劇場近くのレストランやカフェなどで、参加者の皆さんと語り会うのがシティ・ライツ流です。音声ガイドや字幕朗読を 担当したボランティアメンバーと、映画を鑑賞した方々が、障がいを越え、さまざまに映画の感想を語り合います。 見 えない人が、音やセリフから感じとっているイメージがとても繊細なことを知ったり、思いがけない勘違いに気づかれたり。いろいろな視点か らの感想を聴くと、また映画をより深く楽しむことができます。こうして、いろいろな人と映画を通じて交流できる事を楽しんでいただければ 嬉しいです。

(※お店に予約をとりますので、申込時に参加希望の有無を伺います。
  食事会やお茶会は、会費制ではなく、各自自分の注文したものを清算する自腹制です。)

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